演劇実験室◉天井棧敷〜万有引力
50周年アフタートーク
スペシャルゲスト決定 !!
【第一夜】6月23日（金）
榎本了壱
（クリエイティブ・ディレクター、プロデューサー、書画家）
1947年東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。株式会社アタマトテ・インターナショナル代表。京都造形芸術大学大学院客員教授。日本文化デザインフォーラム理事・幹事。著書『アートウイルス』『アーバナートメモリアル』『榎本了壱のアイディアノート・脳業手技』『東京モンスターランド』他。1969年、渋谷天井棧敷館のデザインにかかわる。「季刊地下演劇」編集デザイン。1970年、『市街劇ノック』『市街劇人力飛行機ソロモン』地図作成。以降、青森市、松山市の『市街劇人力飛行機ソロモン』の企画、プロデュース。1971年、寺山修司監督作品『書を捨てよ町へ出よう』美術。同年、天井棧敷ヨーロッパ公演美術担当。1974年、月刊『ビックリハウス』を萩原朔美と創刊。以降、編集、出版,文化イベント、ＴＶ番組制作等の仕事を展開する。1980年より『日本グラフィック展』『オブジェTOKYO展』『URBANART』を1999年までプロデュース。1983年、寺山修司葬儀祭壇デザイン。2009年、九條今日子と天井棧敷の墓デザイン。1986年『世界デザイン博』住友館総合プロデュース。『横浜博』広報アートディレクション。『カウパレードTOKYO2003』プロデュース。TOKYO2020オリンピック・パラリンピック・エンブレム委員。2016年、ギンザ・グラフィックギャラリーで「榎本了壱コーカイ記」展開催。
笹目浩之
（プロデューサー、ウルトラポスターハリスター）
1963年生。茨城県出身。（株）ポスターハリス・カンパニー代表取締役、（株）テラヤマ・ワールド代表取締役、三沢市寺山修司記念館副館長、三沢市観光大使。1987年に株式会社ポスターハリス・カンパニー設立。飲食店を中心とした演劇、映画、美術展等のポスター配布媒体業務を確立する。90年より演劇・映画祭・展覧会・イベントの企画・宣伝・プロデュースも多数手がける。94年、現代演劇ポスター収集・保存・公開プロジェクトを設立。60年代以降の舞台芸術系ポスターを収蔵し、各界の研究や演劇自身の活性化に役立てている。現在、寺山修司の著作権管理及び三沢市寺山修司記念館の指定管理者(2009年から)もつとめる。編著に『ジャパン・アヴァンギャルドーアングラ演劇傑作ポスター100』（パルコ出版）。著書に、『ポスターを貼って生きてきた』（パルコ出版）、『寺山修司とポスター貼りと。』（角川文庫）。
【第二夜】6月24日（土）
根本豊
1975年演劇実験室◉天井棧敷入団。市街劇『ノック』以降、『疫病流行記』『奴婢訓』『レミング』等、俳優陣の中心として解散迄の全ての作品に出演するかたわら、文芸演出部にも所属し、『観客席』等寺山修司との共同演出多数。
1983年演劇実験室◉万有引力創立メンバーとして、舞台上では天井棧敷時代より定評のあった唯一無二の演技術を活かしつつ、劇団幹部の一人として共同演出、劇団運営に迄携わる傍ら、実験公演として『五月の鷹』『ローラ？』といった作品を発表。常に「劇場」「観客」のあり方に一石を投じ続けた。
2003年『奴婢訓』迄の全ての作品に携わるも、この寺山演劇と自身の代表作の初の新国立劇場進出を手向けに、事情により東京を離れる。
2012年～現在はSBC信越放送ラジオパーソナリティとして活躍中。生情報ワイド「らじ☆カン」等を担当し、SBCラジオスペシャル「ハローアゲイン・80年目の寺山修司」の作・出演や「らじ☆カン」1000回記念「ネモトユタカのいる風景」写真展＆市街劇「犬」ビデオ展示等、今なお旺盛に活動している。
【第三夜】6月26日（月）
海津義孝
1982年演劇実験室◉天井棧敷入団。以後、『レミング』等解散迄の全作品に出演。
1983年演劇実験室◉万有引力創立メンバーとして参加。その舞台上での圧倒的な存在感によって、1985年の『砂漠の動物園』等で頭角を現し、特に90年代には万有引力の看板俳優として内外に名を馳せる。代表作に94年『ハムレット』95年『ダーウィン』『カスパー・ハウザー』96年『ペストシュタイン』等、その肉体を抜きにして語れない作品多数。1998年には自らの企画で、篠井英介を招いて『毛皮のマリー』をプロデュース。また、外部のダンス公演への参加等、エネルギッシュに活動。劇団では研究生の指導にも余念の無い、熱き演劇人である。
2000年迄劇団に在籍。以後は活動の場を外部に拡げ、映像作品や舞台版『こち亀』の「海パン刑事」等のコミカルな役柄にも挑戦、評判を得ている。近作に2013年『旅とあいつとお姫さま』2015年『マクベス』(流山児☆事務所)2016年『魔笛』等。
